病気を治しているのは薬?
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" 病気を治しているのは薬? "

「せきや鼻水は防衛反応」と聞いても、「でも、せきや鼻水が出たら、薬できちんとなおさないといけないのでは?」と思うかもしれません。「ひどくならないうちに早く病院へ行って、薬をもらわないと...」と賛同する親御さんも多いかもしれません。
ここでまず知っておきたいのは、咳止め、鼻水止め、たん切りなど(病院で処方される風邪薬のこと)は、風邪そのものを治したり、治るまでの期間を短縮するものではないということです。風邪薬といっても、風邪を治す薬ではありません。咳、鼻水、タンなどの症状を抑えるものなのです。
海外と比べ、日本では何かと薬に頼る、薬に過剰に期待する傾向が 強いようです。大人には仕事や家事があるので、薬を飲んででも頑張らなければならない(一時でも症状を抑えねばならない)ときがありますが、小さい子供は家でゆっくり寝かすのが一番です。寝ないで動き回るのは、元気な証拠です。

最近は薬の安全性と有効性に対する考え方が厳しくなり、薬局、薬店で販売されている風邪薬には「2歳未満には、医師の診察を優先し、やむをえない場合のみ服用させること」と記すように、厚生労働省から製薬企業に指示が出されました。

イギリスやオーストラリアなど、海外では、小さな子供に服用させないように勧告を出している国さえあるようです。

ですから、子供に薬を飲ませるには慎重になり、ママも「鼻水があるから鼻水を止める薬」「せきが出るからせきを止める薬」というものでないことを、理解する必要があるでしょう。

 

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